縁会 劇場版を観てきた
縁会 劇場版を公開初日に観に行った。
最近、映画館でコンサート等を上映するのが流行っているようだが、やはり生のライブが一番いい。なぜならば、ご本人と同じ空間に居て生歌を聞けるというだけではなく、歌の合間のMCが実に面白いからだ。
映像化されたものは編集でMC部分はカットされている。
生でライブを見られた人だけの特権だ。
以前、なみふくに10年くらい入会していたが、その頃は「ライブは生ものだから、録画したビデオグラムを商品化するのは気が進まない。」といったような発言がみられたので、最近、映画館でライブ映像や、夜会の映像を上映しているのに驚きを感じている。
しかし、ファンクラブにでも入会していないと、ライブチケットが入手困難なので、くやしいが、こんな形でライブや夜会を上映してくれると、疑似体験できるので助かる。
うがいが難しい
正月が明けたら、身近なところでも、ちらほら風邪やインフルエンザに罹ったという話を聞くようになった。
明日と明後日はセンター試験なのに受験生は気が気でないだろう。
風邪予防と言えば、うがいと手洗いと昔から言われている。
手洗いは問題ないが、うがいが子どもの頃から苦手だ。
水を口に含み口を閉じたままで、すすぐようにする「ブクブクうがい」は平気だが、上を向き口を開けて息を吐きながら水を喉まですすぐようにする「ガラガラうがい」が苦手で、服を着た状態ですると必ず水があふれて前を濡らし、大惨事になってしまう。
なので、ガラガラうがいをしたい時は、入浴時に全裸でやるしかない。
その事を最近他の人に話したら、「出来ないのがわけがわからない。全裸うがいって何だよ!」と笑われた。
なぜ出来ないのか考えた。
●吐き出す息が強すぎる。→弱くやっても少しこぼれる。
●含む水が多すぎる。→少なくしてみたら、上を向いたとたん思わず飲んでしまった。
●上を向く角度が浅い→ビンゴ! 他の人と上向きの首の可動域が狭い。
ストレートネックを患っていたので、上向きが苦手だったのだ。無理して上を向いても首に負担がかかるので、これからもガラガラうがいは風呂で全裸でやることにする。
サンタさんが我が家には来ない(クリスマスのバカ野郎)
この季節になると思い出す事がある。
その昔、まだ幼児だった頃、保育園での話題は、「今年のサンタさんからのプレゼントは何だろう。」だった。
その頃は、素直なエンゼルのようなハートのお子様だったので、クリスマスソングのレコードを聞きながら、「良い子に早くおねんねしていたらサンタさんがプレゼントを運んでくるよ。」みたいな歌詞を鵜呑みにしていた。
だから、きっと今年こそクリスマスの朝にプレゼントを受け取る事ができるんだと期待して数年。
5歳のクリスマスイブの事だ。我が家には今年もサンタさんは来なかったようだ。
朝、保育園に行くと、男女問わずプレゼントの話題で持ち切りだ。
「ライダー変身ベルトをもらった!」とか、
「リカちゃんハウスをもらった!」
「欲しかった服をもらった!」
だのみんなとても幸せそう。
先生も、嬉しそうな園児の顔を見て幸せそう。
ある女の子が、私に近づいてきて、
「ねぇ、サンタさんからどんなプレゼントもらったの?私はリボンの髪飾りとふわふわのセーターもらったの!」
私は
「何ももらえなかった。今まで一度もクリスマスプレゼントはもらった事ない。」
と言うと、凄く不憫そうな表情で、
「えっ!一度もないの?ちゃんとサンタさんにお願いしてる?こどもにはサンタさんがプレゼントを運んでくれるはずなのに、かわいそう・・・。」
それを聞いて、(何!?普通サンタさんからプレゼントってもらえるものなのか?それとも私はサンタさんから見落とされた未確認なこどもなのか?)と混乱しながらも、平静を装い「プレゼントもらえて良かったね。」とだけ言った。
家に帰って、炊事中の母に聞いてみた。
「ねぇ、うちには何でサンタさん来んと?毎晩サンタさんに来てくれるようにお願いしよるとに。」
母は忙しいのか無言だった。私は続けて、
「保育園行ったら、みんな何かしらプレゼントもらったって言いよらしたよ。うちには煙突が無いけんサンタさん家に入って来られんとやろうか?」
すると母がこう言い放った。
「あのね、サンタさんはどんな子にプレゼント持ってくるって歌に歌いよる?
良い子にって歌いよろうもん。あんた自分の事よう考えてみて。良い子ね?どうね?」
ぐうの音も出なかった。
しかし、優等生の兄もクリスマスプレゼントをもらったことがないと言っていた。
それを母に指摘すると、
「ああ、もう、面倒くさかね! もう時期わかる事だけん教えとく。サンタさんなんか居らんと!わかった?」
5歳の冬に初めて知った衝撃の真実を他の子どもたちにも教えなければと思い、翌日保育園に着いた早々みんなに「みんな、騙されたらいかん、サンタは居ないんだよ!」といいふらした。
「嘘だ・・・。」と半べそをかく子も現れ、でたらめ言うなと掴み掛る子もいた。ちょっとした騒ぎになり、先生が飛んできて訳を知ると、私を取り押さえ、
「黙りなさい。」と押し殺すような声で言った。
先生の深刻な眼差しと、教室の小窓の外の廊下で待機するサンタコスプレの園長と思しき人が見えた。
そう。この日は保育園のクリスマスイベント。毎年サンタさんが来て園児にお菓子の入った袋をプレゼントしてくれる日だ。
イベント前に折角のウキウキたのしいクリスマスムードをぶち壊した私は自分がしでかした事ながらイベントのあいだ、針のむしろだった。
こんな悪い子にも園長サンタはお菓子をくれたのが嬉しかったが申し訳なかった。
サンタ云々は関係なく、この日は「本当にいい子にならなきゃどうにもならない。」
と心から考えさせられた日だった。
未だにクリスマスが近づくと憂鬱になる。
まっすぐなひと2
先日「ストレートネック」が判明し、安静を余儀なくされた。
何度か通院すると、神経には支障がないことが判り、痛みもかなり楽になったので、少しずつ改善のためのストレッチや、日常生活の姿勢を気を付けるようにした。
猫背がいけないということだったので、これに関しては10代の頃から気を付けてきたつもりだったが、自分が良い姿勢だと思い込んでいた姿勢が実は悪い姿勢だということを初めて知った。
ただ胸を張ると良いわけではなく、張りすぎると、「反り腰」という悪い姿勢になり、反り腰を補うために首の姿勢が悪くなりストレートネックになりやすくなるらしい。
上半身が悪かったわけではなく、全身の姿勢の悪さから色々な場所に支障が出るようだ。
反り腰にならないように、腹筋をある程度鍛えると良いということだが、仰向けに寝て上体を起こす腹筋運動が一度も出来たことがない。どう頑張っても頭が上がるだけで肩すら起こせない。
もっと負荷の少ない腹筋から始めて、姿勢を意識して少しずつストレートネックを軽減していくしかない。
まっすぐなひと
私は、累積した悪癖のために「まっすぐなひと」になってしまっていた。
何の事かというと、「ストレートネック」という頸椎の並びが異常な状態になっていたのだ。
猫背や、うつむく姿勢で作業することが多い人がなりやすいらしい。
私の場合は、寝る前にうつ伏せになって本を読んだり、落書きをしていたのが原因のようだ。毎日の楽しみだったのに・・・。
これまで度々寝違えをして首や肩が痛かったり、偏頭痛やめまい、吐き気等が起こっていた。
内科にかかっても異常なしだったが、ついにある朝目覚めると耐えがたい首と肩の痛みがあり、整形外科でレントゲンを撮ってもらうと、素人目にもわかる首の骨の異常。
ストレートネックになると上記した症状が出るのだそうだ。
高校の頃美術部で、人体デッサンの指導をうけた時、横向きの人の姿の首を真直ぐに描きがちだが、人の首の骨は前傾に緩やかなアーチを描いているので、真直ぐ描かないようにと指導されたのを思い出した。
しかし、私の首の骨は見事に真直ぐなのだ。定規でも当てたみたいに!
お医者さんもみごとな整列具合に苦笑いで
「重症のストレートネックですね。今の酷い痛みもこれが原因ですね。」
すぐに、看護師さんが首のコルセットを持ってきて私に装着した。
「ストレートネック自体は病気ではないので、無症状の人もいます。しかし、多くの人が肩こりや首こりを自覚します。酷くなると、首の神経を圧迫して頸椎ヘルニアを起こしかねないので、しばらく安静にしてコルセットを装着して下さいね。そして、来週必ず受診してください。」
と言われ、湿布薬と痛み止めの内服を処方してもらい帰宅した。
速攻で痛み止めを飲み、湿布薬を貼るも、まるで痛みが取れない。
呼吸をしてもその振動で痛い。こんな具合だとせっかくの休みだというのにたまった洗濯や掃除、食事作りも冷や汗が出てできやしない。
たまりかねて、病院に、
「処方していただいた痛み止めも湿布も全然効かないので、もっと強いものがあれば処方を変えていただけませんか?」
と問い合わせたところ、医師が、
「その痛み止めで効かないということは、そうとう重症です。本来は入院してもらおうか迷っているところです。家の片付けとか諦めて、その酷い痛みが消えるまでは絶対安静です。」
と言われ、予想外の重症度に驚いてしまった。
しかし、痛いのは首と肩だけで、足は何ともない。
今まで続けた軽い筋トレでつけた筋肉を落としたくない。
で、思わず出た言葉が
「あの、首と肩は凄く痛いんですけど、下半身は元気なんです!!」
少し微妙な空気になった。
しまった、下半身って言ったら変な意味になるから、足腰って言えば良かった・・・。
と後悔しても手遅れ。
医師「とにかく次に来院されるまで安静にしていただいて、その時も事態が変わらない時は、もっと専門的な病院を紹介するなり、入院を検討するなりしましょう。来週、必ず来てくださいね。」
ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
首じゃなくて、心が真直ぐなエンゼルみたいな人になりたかったよ・・・。
思ったより大変な「女子力」
今頃になって突然感じたのだが、自分には「女子力」が不足している。
思い返せば10代後半、高校を卒業し、制服を着なくてよくなってからスカートをほとんどはいていない。
体格が少しだけ大柄なので、婦人服が規格外で気づけばユニクロの紳士ものをよく購入している。
夏服は婦人物もいけるが、冬服は肩幅、袖、パンツ裾丈が足りずに紳士物を購入している。
で、思い立った。
ハイヒールとスカートをはく機会を増やそうと自分に課した。(先ずは形から入る)
足のサイズは幸い普通の婦人物の規格内に収まっているので簡単にハイヒールは購入できた。
それを履くと10cmほど長身になれるので、ますますそびえ立つ。
そして、寒くなり始めたこの時期にスカートを穿いて出掛けた。
しばらくは良かった。
しかし、20年振りに履くハイヒールがこんなに辛いと思わなかった。
靴の中に入っている足全体が痛く、土踏まずの突っ張りが強くて足の裏が千切れるんじゃないかと思った。指先なんか、砕けてしまいそうに痛い。
普段はVANSのスニーカーを愛用しているので、それに比べたらハイヒールは拷問道具のようだった。
街行く女性を見ると、かなり高いヒールの靴を履き、颯爽と歩いていらっしゃる。
この方々がこんなに痛い思いをしていても、それに耐えて街を平然と歩いていらっしゃることに尊敬した。
「女子力」って凄い。
もう初日で挫けそう。
20年振りのハイヒールと書いたが、昔、友人の結婚式に行った帰りにハイヒールを履いていた私を見た酔っ払い二人が、
「あいつ、男か女か確かめて来いよ。」
と言って、そっと一人が覗きに来て、
「オネェかもしれん。」
と言われた事に乙女心が傷つけられて以来、
「大柄に見えるハイヒールを履くのは封印だ!」
と、それ以来靴箱に仕舞った。(最近開けて見たら、赤いはずのハイヒールが白いまだら模様になっていた。)
カビた女子力をもう一度復活させる為に痛くてもハイヒールに慣れてみせる!!