かなしくなる
自分でもかなしくなるくらい、物事の加減を知らない。
またひとつ、やらかした。
朝
「水出し緑茶飲みたくなったから、今のうちに作っとこう!」
愛用のガラス製急須にお茶っ葉を入れて、水を注いで台所に置いていた。
これでお昼頃には飲み頃になっているだろう。
昼
なぜか急須の蓋が浮き上がり、深緑のものが溢れ出ていた。
「?」
水をたらふく吸った茶葉がもりもりと体積を増やし、急須の蓋を持ち上げ、一部が外にはみ出していたのだ。
まるで、みじん切りのワカメのようだ。
「ワカメと間違ったかな・・・」
しかし、香りはお茶に間違いない。
程良さがわかる人間になりたい。
今夜はちょっとした作業をみんなでする予定なのだが、大将の私はまた空回ってしまうのだろうか。
誰かが言ってたなぁ
「上司が妙にテンション高いと、引いちゃうんすよね。」
気をつけたい。