読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おもい出したこと diary

日々の出来事を記録する日記

お一人様だからこそ

日常

よく一人で飲食店を利用する。
だから、ちょっと珍しい店に入りたくなる。

 

いつか行った台湾料理と看板に書いてあるお店。派手めの色彩の看板で凄く目立ってたから、一度入ってみたかった。
そこが、なかなかの面白さだった。

 

まず入店すると、照明が暗め。昼間で、外が明るいから大丈夫なんだけど、店員の姿が見えない。
奥のカウンターのそばのテーブルに、中年男性が数人ビールを飲んでた。
話してる言葉は日本語ではない。

暫くするとカウンターの奥から若い派手な化粧をした女の子が出てきて私を出迎え席に案内してくれた。
そしてテーブルのビール飲んでたおっさん達に、甲高い声で何か怒鳴った。
するとおっさん達は重そうに腰を上げ、カウンターの奥へ消えて行った。

えっ?あれも店員?
そう思っていたら、さっきの姉ちゃんが水を持って来て私の前に勢いよく置き、すぐに踵を返しカウンターに戻って行った。

 

テーブルにあるメニューを見たら珍しい料理があったのでそれにしようと店員さんを呼んだ。姉ちゃんがツカツカとやって来て「ナニニスル?」
と言うのでメニューを指差すと「ソレ ナイ。ベツノタノメ。」
第2候補を指差すと、「ソレ ナイ。 ベツノニシテ。」
「何ならあるの?」と聞いたら、昼の定食のファイルを指差して「コレナラ デキル ハヤクキメロ!」
と言うので回鍋肉定食にした。

 

それだったら普通の中華屋で食べられるのにと不満だし店員の接客もタメ口で感じ悪かった。でも日本語が不自由なのだろうから許そう。

 

カウンターの奥からおっさん達の掛け声と調理する音が聞こえてくる。
時々、姉ちゃんの甲高い怒鳴り声も聞こえる。不安になって来たが注文した以上帰れない。
すると一人おっさんが出て来てカウンターの椅子に置かれた炊飯器の蓋を開けてご飯をよそってカウンターに置いた。椅子の上に炊飯器置いてたから、もう使わないやつだと思ってたら現役なんだ…。床じゃないだけマシか。

程なくしてお盆を持った姉ちゃんが出て来てさっきのご飯を乗っけてこちらに持って来た。
これまた勢い良く回鍋肉定食のお盆を置き、伝票を投げるように叩きつけて直ぐにカウンターの奥へ消えた。

 

この回鍋肉定食が、メニューの写真よりも大盛りで具沢山!
恐る恐る料理を口に運んだが、なかなか美味しい!
接客はアレだが、料理は美味しかったのでいいやと思い
会計を済ませ店を出て駐車場に向かうと勝手口からさっきの掛け声が。
見ると、オタマや包丁を次に使うおっさんに投げて渡してた…。雑技団かよ…。
エプロンも着けず、私服で調理していて、日本の飲食店ではありえない光景を見た。
日本居ながら海外に行った気分になれる店。そんなところだった。