おもい出したこと diary

日々の出来事を記録する日記

カレー店の店員に心配される

 お気に入りのインドカレー店は、辛さが選べる。
そこでいつもMaxに辛いレベルの一つ下の辛さ「ベリーホット」を注文する。(もし辛すぎて食べられなかったら店に失礼だから最強より一つ下にする。)

いつもの店員さんだと普通に注文を取っていくが、その日は初めて見る若い男性店員がオーダーを取りに来た。

 

「ベリーホット」と指定すると、その店員さんは、「これ、かなり辛いですけど、大丈夫ですか?」
と心配してくれた。

 

「いつもこれだから。」と言うと、「本当にいいんですね?」と念を押して首をかしげながらカウンターにオーダーを告げにいった。

普通に食べ終えて、やっぱりここ以上に美味しいインドカレーは無いなと思いながら会計に行くと、オーダーを取った店員さんが再び

「辛さ、大丈夫でしたか?」
と心配してくれたので、

「はい、とても美味しかったですよ。」と言った。

 

すると、何だか言いづらそうにこう尋ねてきた。

 

「あの、お客さん、あんなに辛いのに味ってわかるんですか?」

 

などと言うので、
「辛いのと、味は別もので、ちゃんとわかりますよ。このお店のカレーは、よそのインドカレー店よりも美味しいですよ。」
と伝えると、店員さんが、

 

「ふぇぇーーー!!」

 

と、アニメか芸人のリアクションのような大げさな感嘆の声を上げていた。

 

きっとカレー店に似合わず甘党の店員なのだろうなと思った。(まかないカレーとか食べられないんだろうな・・・。美味しいだろうに。)

 

数か月後、その店に行ったが、甘党の兄ちゃん店員は見かけなかったので残念。

童謡「あめふり」に思うこと

『あめふり』 作詞:北原白秋、作曲:中山晋平

あめあめ ふれふれ かあさんが
 じゃのめで おむかい うれしいな
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

かけましょ かばんを かあさんの
 あとから ゆこゆこ かねがなる
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

あらあら あのこは ずぶぬれだ
 やなぎの ねかたで ないている
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

かあさん ぼくのを かしましょか
 きみきみ このかさ さしたまえ
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

ぼくなら いいんだ かあさんの
 おおきな じゃのめに はいってく
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン


とある講演会で、童謡「あめふり」を例に出して相手に対する思いやりについてお話された。

歌詞の中の

あらあら あのこは ずぶぬれだ
 やなぎの ねかたで ないている
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

かあさん ぼくのを かしましょか
 きみきみ このかさ さしたまえ
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

ぼくなら いいんだ かあさんの
 おおきな じゃのめに はいってく
 ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン

柳の根方で濡れて泣いている子に、母さんの了承を得て自分の傘を貸してあげる件がとても思慮深い。
少年はお母さんが雨降りに迎えに来てくれて、一緒に帰る嬉しさに浮かれているのに、他人にも気を配れるなんて凄い、そんな思いやりのある人になれたらとおっしゃっていた。

確かに自分が浮かれていると周りが見えなくなる事もあるが、幸せな気持ちだからこそ心にゆとりが有り、周りの心配が出来るのではないかと思った。

雨の日に一人でずぶ濡れで惨めで心細い所に、お母さんと一緒に楽しそうに歩いてくる少年が近づいてきたら、私だったらうらやましく思ってしまう。
その上、少年が自分の傘を貸してくれようものなら、有り難いけれども憎らしい気持ちになってしまう。

傘が一つ無くなっても、お母さんの傘に一緒に入ってもっと幸せな気分で帰って行く少年を、傘を借りてしまったずぶ濡れの子はどんな気持ちだったのだろうかと思うと複雑だ。

素直な子なら「傘が借りられてラッキー」と思うが、もしかしたら孤児かもしれないし、親のいる家庭を羨ましく思っていたら、「こんな傘、捨ててしまえ!」と捻くれた気持ちになってしまうかもしれない。

童謡だからあまり深く登場人物の事情を考える必要は無いのかもしれないが、大人になった今この歌詞を見ると邪推してしまう。

だって、自分が惨めな時は他人に優しくなんかできないんだもん。

まだ人間が出来ていない39才児の独り言。

暴君ハバネロ(ハバ盛)を食べてみた

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 深夜のディスカウントストアを探検していたら、好みのスナックを発見してしまった。

魅惑のハバネロ様。

激辛商品に目がないので、すぐレジへ直行してしまった。

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「激辛」「鬼辛」と謳っている商品でも、言うほど辛くないものが多いが、パッケージ裏に

小さなお子様や辛味の苦手な方は十分注意してお召上がりください。

の注意書きがあるものは期待できる。

最悪、

召し上がって体調に異常をきたしても責任は取れません。

と書いてある貼り紙が実在する辛口カレー店を知っている。(そこは、辛いと言うと店主がムッとするらしい。でもカレーはおいしい。)

こんな煽り文句が書かれていたら、挑戦してみたくてわくわくしてしまう。

これは期待してもいい辛さなのか?

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辛さ10倍パウダーを振り入れて全体に行きわたるようによく袋を振り、辛味を付ける。

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ビフォー。

この状態で食べてみると、香辛料など微塵も感じない塩味のポテトスナック

ポテコとほぼおなじ味。

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アフター。

少々赤味が強くなったようだ。

 

あえて粉っぽい部分を食べてみる。

口に入れたら徐々に辛味が増し、ピークに達すると徐々に辛味が引いていき、後に刺激を残さない親切なスパイス配合。

食べ続けられる安全な辛さの設定だ。

 

そして、唐辛子だけではない風味もパウダーに加わっているせいか、粉を振る前より美味しくなっている。

悶絶する辛さではないので安心して食べられる。

 

小さい袋なのですぐ食べつくしてしまいそうになるのを抑えて、半分は後で食べることにした。(食欲の秋に少しでも歯止めをかけたい)

 

次にあのディスカウントストアでみかけたら、また買って食べる。

大人しい味とスパイシーな味の二種類楽しめる、一袋で二度おいしいあの老舗キャラメルのようなスナック。

 

 

 

 

 

犬はかしこい

 小学生のころ、広場でおやつのコッペパンを食べようとしていた。
すると、犬が頭を低くして近づいて来た。
目の前に来て座り、食べていたコッペパンをじっと見つめていた。

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 桃太郎の童謡じゃないけど、「ひとつ、私に下さいな。」と聞こえたようだったので、一欠けらちぎって差し出した。
すると嬉しそうに立ち上がり、一歩近づいてパクっとパンに食らいついた。
それも、差し出した方じゃなく、本体の大きい方を。

 

「!!Σ(゚Д゚|||)!! 」

 

 犬は飲み込むように食べ、残った欠けらの方にもロックオンした。

 

「これは、やれん!!」

 

と犬に言い放ち、慌てて小さなコッペパンの欠けらを食べた。
すると犬はつまらなさそうにどこかへ行ってしまった。

犬って賢いんだなと初めて知った日だった。

供養したい

 長くお世話になったものとさよならする時は、「供養したい」と思ってしまう。

最近では、お気に入りで長く着ていた衣類。
少し傷んでは繕って着てきたお気に入りの下着や服。
気に入っているからそればかり着て、さらに傷みが進む。
 

そして遂に、昨日おさらばする日が来た。
出先で腰に「プツン」と小さく伝わる振動。
それが「さよなら・・・。」言葉を持たぬその子の最後のメッセージだった。

そして、歩くたびにずり下がるパンツ。
心の中で「今まで、ありがとう。」
と唱え、さりげなくこと切れたパンツをたびたび上げながら帰宅するまで支えた。

 

 衣替えのこの時期、どうしても諦めなければいけない衣類が出る。
それをひとまとめにした後、
「塚を作って祀りたい」
と思ってしまう。

庭の片隅に「パンツ塚」

やっぱりそりゃ駄目だ。
「パンツ塚」は心の中に建てることにする。

早食いのオヤジ

(UFOの替え歌で)

USO!

手を合わせて「いただきます」と
言ったとたんに 食べ物消える
ダイソン掃除機みたい
驚異の吸引力で
すべての料理を吸い込むオヤジ

 

ものいわずに秘密にしても
すぐオヤジにわかってしまう
買い置きしていたポテチ
イチゴのジャムのコッペパン
次から次へと見つけるオヤジ

 

信じられないくらいの食欲
もしかしたらもしかしたら そうなのかしら
近頃とても出てきたお腹
妊婦のお腹と同じくらいよ

 

楽しみにして買い置きしていた限定味のポテチを喰われた腹いせに作ってしもうた。